女性におすすめ!職業訓練で人気のWebデザインを半年間学んだ体験談

現在求職活動をしている方や転職を考えている方の中に、職業訓練について興味がある方はいらっしゃるのではないでしょうか?
「職業訓練って何を学べるの?」
「お金をもらいながら学校に通えるって本当?」
など、多くの疑問を抱いている方も多いかもしれないですね。
私も求職活動中に職業訓練の存在を初めて知って、実際に半年間通学しながらWebデザインを学びました。
結論、職業訓練は失業給付金をもらいながら勉強ができて、さらには資格取得などに挑戦できますのでメリットが多い制度だと思いました。
今回は、職業訓練について実際に半年間通った体験談を元に詳しくご紹介していきます!

ご家庭の事情などもあると思いますが、通学期間を確保できる方はぜひ利用してみてほしい制度です!
職業訓練(ハロートレーニング)とは?
職業訓練ってなに?というところから理解していきましょう。
職業訓練とは求職者が給付金をもらいながら、スキルや知識を習得できる学校のことです。通う場合は、お近くのハローワークに相談して面接などを受けて受講します。
WebデザインやIT系の場合は、民間施設に国が受託して訓練を実施しているので実際に通うには相当なお金が掛かる授業を無料で受講することができます!
職業訓練の主な種類は「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の2つがあります。
公共職業訓練(離職者支援)
雇用保険(失業手当)をもらっている方向け
就職に必要な職業スキルや知識を習得するための訓練を無料(テキスト代等は自己負担)を実施しています。
また訓練期間中は訓練延長給付金がもらえるので、受講完了するまでの経済的不安を抱えることなく安心して学べます。
求職者支援訓練(求職者支援制度に基づく認定職業訓練)
雇用保険(失業手当)を受給していない方向け
主に雇用保険を受給できない求職者の方(受給が終わった方も含む。)を対象に、就職に必要な職業スキルや知識を習得するための職業訓練を無料(テキスト代等は自己負担)で実施しています。
支給条件を満たす場合は、受講終了まで給付金をもらいながら訓練を受けられます。
ハローワークで受講条件の確認をしよう
お近くのハローワークでご自身が受講条件を満たしているかなど、気軽に相談できますので一度確認してみることをおすすめします。
住んでいる地域によって、受講できる内容が限られているのでどんな学科やコースがあるか資料などをもらって検討してください。
\ 厚生労働省公式HP /

私は通学でしたが現在はオンラインのコースもあるみたいですよ!自宅で学べるのはとてもいいですね。
職業訓練の試験対策
職業訓練はハローワークでの申し込みが終わったら、必ず選考や面接があります。
記憶ではほとんどが面接のみだったかと思います。試験対策について確認していきましょう。
職業訓練 面接当日の服装
職業訓練の面接では、服装に悩まれる方が多いのではないでしょうか?
特に指定はないので、私も当日どうしようかと悩んだのを覚えています。
私の場合は面接した季節が夏でしたので、上は白ブラウスで下が黒スラックスとパンプスという普通のオフィスカジュアルで行きました。
周りはスーツの方もいれば、私服の方もいてバラバラでした。
当たり前ですが選考に服装は関係ないので、あまり悩まなくても大丈夫かなと思いました。
職業訓練 面接で質問されたこと
面接で質問されたのが主に下記の内容でした。
なぜこの訓練を受けたいと思ったか
Webデザインに関する知識はあるか
目指している職種などは何か
他の受講生と仲良くできるか
人生で大切にしていること
面接官が2名いて、主に1名の方に質問されて受け答えしました。
時間は10分程度だったと思います。手応えはあまりなかったですが無事受かりました。
Webデザインのコースは倍率が高いと、ハローワーク職員の方が言っていました。
なんとしても受講したいという熱意を伝えることが重要です。独学などで勉強している方はその内容まで具体的に説明できると良いと思います。

事前に独学で勉強をしている方はアピール必須です!
【体験談】Webデザインの職業訓練について
私は公共職業訓練で半年間、Webデザインの職業訓練を受講しました。
受講中に失業手当の受給期間は過ぎましたが、訓練延長給付金をもらいながら最後まで無事に受講できました。
半年間のカリキュラムや資格取得などは以下にまとめました。
Webデザイン職業訓練で学べる内容
Webデザインに必要なグラフィックソフトの操作技術と、コーディングに必要なHTML&CSS言語の基礎から、設計知識。
Webコンテンツ制作で必要な技能を習得の上、課題制作演習・実践サイト制作演習にてスマートフォンに最適化されたWebサイトの構築から運営まで、一連の流れを習得するというコースでした。
訓練校で習得したAdobeのソフトは以下になります。
Illustrator
Photoshop
Dreamweaver
Adobe XD
授業では、基礎が中心でしたのでSEO対策やレスポンシブなど応用知識についてはかじる程度でしたので自主学習が必須だと感じました。
また、授業の中でテーマに沿った課題作品を制作していきます。制作した内容は下記になります。
架空店舗のチラシ制作
テーマに沿ったロゴ制作
自身の名刺制作
架空店舗のサイト制作
課題制作 ※私はポートフォリオを制作しました
授業の中で制作した作品を、就職活動で必要な自身のポートフォリオに載せる作品にできたので効率も良かったです。
同じWebデザインといっても、各訓練校によってカリキュラムや内容が違って来ると思いますが私の受講したコースはこんな感じでした。
受講クラスの雰囲気
10人ほどのクラスで、男性が数名でほどんどが女性でした。
年代は20代前半〜30代後半といった感じでした。
前職はWeb系の人も数名いましたが、ほとんどが未経験でWebデザイン関連の就職を目指している方でした。
受講前に準備したいこと
Webデザインの職業訓練は未経験OKとはいえ、授業のスピードがとても早いので全くのゼロ知識の状態でいくと授業の進行スピードに追いつくのが辛くなるかもしれません。
私の場合は、書籍などを購入して独学で少し勉強していたのでちょっと分かるくらいの知識で受講しましたが周りの人も独学してきていた人が多かったです。
受講してから授業についていくためにも、Webデザインの訓練を受講予定の方は少しでも勉強して知識をつけておくと良いかと思います。
自宅の学習環境について
Webデザインの職業訓練を受講するということは、将来的にWeb系の就職を目指す方が多いと思います。
すでに勉強している方はPCやAdobeのソフトなどを使用しているかと思いますが、初心者の方はまだ環境が整っていません。
授業では1人1台のPCが用意されますが、家での学習が必要になって来るかと思うので自宅で使用できるPCとAdobeソフトの準備をしておくことをおすすめします。
しかしながら無理は禁物です。余裕があればで大丈夫ですのでご検討ください。
Webデザイン関連の資格取得
職業訓練ではWebデザイン関連の資格取得にも挑戦できます。
授業の中で試験対策や自習時間なども確保できたので、焦ることなく安心して受験できました。
Illustratorクリエイター能力認定試験 スタンダード
Photoshopクリエイター能力認定試験 スタンダード
Webクリエイター能力認定試験 エキスパート
自分の勉強してきたことの理解がどこまで出来ているかを試せる機会でもあったので達成感がありました。
周りのクラスメートも全員受かったのですごく嬉しかったのを覚えています。
半年間を終えた感想
私がWebデザインの職業訓練を受講したのが数年前の話になりますが、結論は本当に受講して良かったと自信を持って言えます。
正直なところ、現職はWebデザインの仕事をしていませんし今後も予定はありません。しかしながら、Web系の知識があるということで会社で重宝されたりサイトのことで相談されたりします。
全く無駄なことは一切ありませんし、自分の興味のあることをお金をもらいながら勉強だけに集中できる環境というのは滅多にありません。
今後の人生に絶対活きると断言できます!
なので、少しでも興味のある方はぜひ挑戦してみてほしいです!

ブログ運営でも職業訓練で得たWeb知識が活かせています!
通って分かった!職業訓練の注意点
ここまでは圧倒的に良い点をご紹介してきましたが、職業訓練にも注意しておいた方がいいことがあります。
注意すべきことを以下にまとめました。
授業の進行スピードが自分が合わないことがある
よくネットで見るWebデザイン学習のオンラインスクールなどでは、マンツーマンでの授業やメンターにすぐ相談できたりします。
しかし、職業訓練校では限られたスケジュールで、みんなで学ぶのでどうしても授業の進行スピードが早めになってしまいます。
もちろん授業後に講師の方に質問したりは出来ますが、想像以上に難しいと感じたりついていけないかもと悩む方もいるかもしれません。
そうならにためにも、事前に自分の学習したい内容と一致しているかじっくりと考えて決めてほしいなと思います。
基礎学習が中心になるので実践学習は少なめ
職業訓練で学べるのは基礎学習が中心だと思っておいた方がいいです。
実際にデザインを学ぶというよりはデザインソフトの操作をできるようになったり、コーディングの基礎知識を学んだりと、基礎を確認しながら学習します。
最新のWebデザインを実践も含め学びたい場合はオンラインスクールなどが合っている方もいるかもしれません。
自分の学びたいレベルと合っているかどうかも確認しておきましょう。
地方だと就職活動が難しいこともある
職業訓練ではWebデザインの資格取得もできますので、就職活動で履歴書に記載もできるので高い意欲は評価されます。
しかし、未経験からのWebデザイナーになるには書類選考を通過することも難しかったりします。地方だと求人数自体が少ないことや経験者限定の募集であることが多く、選択肢が少なくなります。
なので、Webデザイナーになるためにアルバイトから始めたり、副業から始めたりするという選択肢もありだと思います。
実際に、私は地方で就職活動していましたが正社員のWebデザイナー職に応募しても書類選考が通ることすら難しかったので、結果的に他の職種で働きながら副業でWebデザインをするという選択をしました。
3年後、5年後、自分がどうなりたいかを考えてそのキャリアに必要な方法を見つけていきましょう。

Webデザインの知識が活かせる仕事は意外と多くあるのかもしれませんね。
まとめ
今回は、女性に人気のWebデザインの職業訓練についてご紹介しました。
職業訓練の強みはなんと言っても給付金をもらいながら無料で学習できることです。
社会人になると時間が取れずに学校で学べる機会はなかなかないですよね。私は勉強に没頭することで自分自身の成長にもつながりメンタルが鍛えられたように思います。
昨今はWeb知識がある人がどの会社でも重宝されます。
いろんな仕事で使える知識なので興味のある方は独学から始めてみて、自分に合っていると思ったら職業訓練を利用してみてはいかがでしょうか。
職業訓練に行こうか迷っている方に、少しでもこの情報を参考にしていただけたら嬉しいです。
最後まで見てくださり、ありがとうございました。

職業訓練という制度を利用してキャリアアップに繋げましょう!